試合は成長の舞台、勝ち負けだけではない学びを得る場

2024.12.8

本日、会田道場錬成大会 に参加させていただきました。

手作り感のある温かい大会で、親しみやすい雰囲気が印象的でした。選

手たちは緊張しながらも懸命に自分の力を出し切り、応援する保護者の方々や運営スタッフの皆さんも素晴らしいサポートを見せていました。

しかし、試合での「勝ち負け」だけに目を向けると、スポーツの本質を見失うことがあります。


勝つことだけがすべてではない

試合に勝つことはもちろん嬉しいですが、負けたからといってすべてが無駄になるわけではありません。

むしろ、「負けたからこそ学べること」 があります。自分の課題を見つけ、次の挑戦に向けて成長する機会が得られます。

逆に、「勝ったから反省しなくていい」 わけでもありません。勝利の中にも改善点は必ずあり、そこに気づけるかどうかが真の成長につながります。

今回の大会では、すべての選手に賞状が手渡されました。結果に関係なく、挑戦した全員を称える運営の姿勢には心を打たれました。「

勝ち負け」だけではない、「成長の場」 としての試合の意義を深く考えさせられました。

私たち指導者ができること

今回の会田道場錬成大会に参加し、「勝ち負けだけではない」試合の意義を改めて感じました。子供たちは競い合いながら成長し、周囲のサポートがその成長を後押しします。

指導者として 「結果」 ではなく 「成長」 を見守り、「挑戦する姿」 を称える姿勢を大切にしていきたいと思います。

子供が空手道を習うメリット

子供に空手道を習わせることは、体の健康だけでなく、心の成長や社会性にも良い影響を与えます。

空手道を通じて、子供たちは他人と協力し、礼儀や尊敬の精神を学ぶことで、社会性が自然に育まれます。練習中や試合での礼儀作法を守ること、仲間と協力しながら練習を行うことが、子供たちのコミュニケーション能力や他人への配慮を育てます。

多くの親が感じる不安や悩みは以下の通りだと思います。

  • 体力をつけたい
  • 自己肯定感を育てたい
  • 感情をコントロールできるようになってほしい

これらに対して、空手道は素晴らしい解決方法になります。ここでは、空手道を習うことで得られる具体的なメリットを紹介します。

身体の健康と運動能力の向上

空手道は全身を使う運動です。筋力や柔軟性、持久力、バランスなど、子供の体の健康を大きく向上させることができます。

例えば、10週間の空手道プログラムを受けた5〜7歳の子供たちが運動能力を大きく改善したという研究もあります。空手道を続けて練習することで、心肺機能も良くなり、敏捷性や筋力もアップします。

これによって全体的な健康が良くなり、体力も増えていきます。

さらに、空手道の練習は日常生活で体をよく動かす習慣を身につけるのに役立ちます。

現代の子供たちは、スマートフォンやゲームなどで座りがちになり、運動不足になりやすいですが、空手道を通じて体を動かすことの楽しさを学びます。

体を動かすことで健康な体を作るだけでなく、長期的には肥満予防や成人病のリスクを減らす効果も期待できます。

また、柔軟性が向上することでけがをしにくくなり、運動に対する自信もつくでしょう。

エネルギーの発散

空手道の練習を通じて体力がつくことで、子供が持つたくさんのエネルギーをうまく発散させることができます。

また、運動不足による健康リスクを減らすでしょう。

今の子供たちはスマホやゲームで運動不足になりやすいですが、空手道をすることで自然に体を動かす習慣が身につきます。

エネルギーを正しい方法で発散することは、子供の感情の安定にもつながるでしょう。

特に、興奮しやすい子供や集中が苦手な子供にとって、空手道の練習は余分なエネルギーを発散させ、落ち着きを得る良い手段です。

空手道の練習は心肺機能の向上にもつながります。

空手道の動きはスピードとパワーを必要とするため、これらの運動を通して持久力が自然に鍛えることができるのです。

これにより、他のスポーツ活動でも良いパフォーマンスを発揮することができるようになるでしょう。

空手道を学ぶことで、他の運動への関心も高まり、サッカーや水泳などさまざまなスポーツに挑戦する意欲を持つことにもつながります。

自信と感情のコントロール

空手道の練習は、子供たちが感情をコントロールする力を育て、自信をつけるための素晴らしい方法です。

段位制度があり、新しい技を習得して昇級していくことで、達成感を感じることができます。この達成感が子供たちの自己肯定感を高め、学校や家庭での自信にもつながりますね。

空手道での技の習得は、一つ一つが目に見える進歩であり、成功するたびに子供たちに「できた!」という強い喜びと自信をもたらします。

この達成感は、自分自身を信じる力に直結し、学業や他の活動においても前向きに取り組む姿勢を育てることでしょう。

また、空手道の試合で成果を披露する機会があり、他人の前で自分を表現することで自信を深めることができます。

これにより、子供たちは人前での発表や挑戦を恐れず、積極的に自己表現ができるのです。

感情の管理と集中力の向上

また、空手道の練習は、子供たちが感情を冷静に管理する力を育てます。

特に、空手道の“形(演舞)”は集中力を高める効果があり、これが研究で明らかになっています。

形の練習を通じて、子供たちは集中して動作を覚え、正確に行うことで集中力を鍛えることができるでしょう。

練習には集中力が必要で、難しい状況でも冷静に対応する力を学ぶことができます。

これは学校や友達との関係でストレスを感じることが多い子供たちにとって、とても役立つスキルです。

集中力を高めることで、勉強や学校での授業にも良い影響があります。

空手道の形は、技の一つ一つに集中し、体を思い通りに動かす必要があるため、自然と集中力がきらてられているのです。

形を練習する中で、子供たちは「今」に集中することを学び、余計なことに気を取られずに目の前のことに取り組む姿勢が身に付きます。

また、空手道を通じて、子供たちは困難な状況やプレッシャーを乗り越える力も学びます。

例えば、昇級試験や試合の場面では大きなプレッシャーを感じますが、それを乗り越えることで自信がつき、強いメンタルが育まれることでしょう。

失敗しても諦めず、再挑戦することで自己成長を感じられることにもなります。

まとめ

空手道は子供たちの身体と心の健康を向上させ、自信や集中力を育てることができます。エネルギーを発散させ、感情をコントロールする力を身につけることで、子供たちは成長し、親としても安心できるでしょう。

守徳館道場では、火曜日と金曜日の19時から練習を行なっております。

気になる方は、下記のお問い合わせフォームからご連絡いただきますよう、お願いいたします。

守徳館(第二章)の初陣!!

2023年5月3日。

記念すべき、守徳館道場の初陣がありました。

大会名:福島県糸東会空手道大会。

3位まで入賞すれば、糸東会全国大会に出場する権利を得られる重要な試合です。

『勝つぞ!!!」

と、道場生を送り出しました。

・・・・が、内心では「難しいだろうなー。」と思ってました。

蓋を開けてみると・・・

小学1年生男子型 優勝!!

小学1年生男子組手 3位!!

小学2年生男子型 3位!!

小学2年生男子組手 3位!!

成年男子組手 優勝!!

と、入賞し、全国大会に出場することができる道場生を輩出することができました。

(成年男子は、おまけみたいなものです。) 

3名が8月に行われる糸東会全国大会に出場します!!

応援よろしくお願いします!!!

負けた道場生へ。

みんな負けるんだよ。

そして、勝つことより、負けた時の方が学びが大きい。

先生達も、何回も何回も負けてるんだ。

負けて、”なぜ負けたのか?”、”次は勝てるようにするには、どうすれば良いのか?”考えることで、爆発的に成長できたんだ。

ただただ、”試合に負けた”、”試合に勝った”で終わらせないでほしい。

もしかしたら、このことが理解できるにはあと数年かかるかもしれない。

でも、今から言っておくね。

それでは。また。

敗者が何を語っても詭弁になる。だから黙って課題と向き合うしかない。

2022日本スポーツマスターズ岩手大会に出場してきました。

結果は惨敗です。

初戦で、6-0で負けました。

本当に手も足も出ない状態です。

本当にお手上げ状態で、何にもさせてもらえませんでした。

色々と課題が見えてきましたので、敗者は何を語っても詭弁になります。

だから、黙って課題と向き合っていきたいと思います。

応援ありがとうございました。

来年も挑戦いたしますので、引き続き応援よろしくお願い申し上げます。

それでは。

スポーツマスターズで優勝するぞ!!と意気込んだけれど・・・

押忍。

道場代表の佐藤です。

この度、日本スポーツマスターズ2022岩手大会で、空手道競技男子組手一部に出場することとなりました。

簡単に言えば40歳を超えた人たちの全国大会で、2001年から毎年開催されている大会です。

公益財団法人日本スポーツ協会は、”日本スポーツマスターズはかつてオリンピックや全日本の選手として活躍したトップアスリートと各地域で日々練習を重ねてきた選手が同じ舞台で日本一をかけて戦うことができる大会”と位置付けています。

40歳から44歳が一部。45歳から50歳が二部などの年齢別のカテゴリーで戦います。

高校生は、年齢が高い3年生が有利です。

しかし、マスターズは、年齢が低いほうが体が動くので有利です。

佐藤は、43歳なのでちょっと不利かも・・・

それだけではないんです。

組み合わせ表を見ると、現役時代に国体入賞した選手や各流派で活躍した選手たちが大勢出場しています。

→組み合わせはこちら

そのような選手たちが、練習を重ねて大会に臨むと思います。

佐藤は、12年間空手道から離れ、7月から練習を開始しました。

優勝する!!

なんて言ったら、継続して練習していた選手たちに失礼だと思います。

けれど、優勝したい!!

もちろん、難しいのはわかってます。

可能性は、ゼロに等しいでしょう。

でも、爪痕は残してきますね。

そして、今年優勝できなくても、来年、再来年、この先体が動く限り挑戦したいと思います。

応援よろしくお願い申し上げます。

スポーツ選手の水分摂取量はどのくらい必要なの??

水分はわたしたちの体に必要です。

成人の身体の60%は水分が占めており、体温調節など私たちの生命維持のためには必要です。

身体の水分が5%失われると、熱中症や脱水症状があらわれる。

身体の水分が10%失われると、けいれんや、循環不全があらわれる。

身体の水分が20%失われると、死に至る。

日本では熱中症により、毎年600人くらいが命を落としているようです。

熱中症の原因は脱水だけではありませんが、家族を守るためにも水分摂取の知識は身に着けたいものです。

スポーツ選手においても、水分摂取を考慮することは重要です。

体から水分が失われると、パフォーマンスが落ちることが指摘されています。

だいたい2%程度、体から水分が失われると、集中力・スキルの低下、心拍数や体温の過度な上昇などの影響があるようです。

ですので、2%以上の水分が失われないようにしたいものですね。

日本スポーツ協会でも、2%以上の水分を失わないように注意を促してます。

だんだん水を飲みたくなってきましたね!!

ではどのくらい水を飲めばよいのでしょうか⁇

2リットル(2,000ml)飲めばよいのでは?なんて声も聞こえてきます。

しかし、体重も活動量も人それぞれなのに、同じ量を飲めば良いとは思えません。

そこで、”1日にどのくらい水を飲めばよいか?”ということを考えていきましょう。

体重と尿の色で水分不足を判断する

自分が今、どのくらいの水分が失われているか?

ということは、なかなか感じることができません。

明確にこのくらいの水分が失われているということは、運動前後の体重を調べることが提唱されています。

例えば、50kgの選手が、運動後49kgになっていたら体重の2%の水分を失っているということになりそうです。

このまま運動を続けると、パフォーマンスが低下するだけではなく、脱水症状を引き起こす危険性があります。

・・・とはいえ体重計測は、なかなかやらないですよね(できればやったほうがいい)。

そこで、尿の色を見ることで水分が必要かを判断できるものもあります。

それを使えば、自分でも判断できそうですね。

IOCが2012年に発表したNUTRITION FOR ATHLETES (アスリートの栄養)という論文では、図のように自分の尿の色をチェックすることを提唱しています。

この図を使用して、日本スポーツ振興センターは、4のGOLDEN ORANGEより濃い場合は速やかに水分摂取するよう勧めています。

まずは、簡単にチェックできる尿の色を見ることから始めてみましょう。

著作権が怖いので、リンクを貼っておきます。

https://pathway.jpnsport.go.jp/sports/column04.html

他にも、厚生労働省のホームページに尿の色で脱水レベルチェック表が掲載されております。

こちらは拝借・・・・

こちらを参考にしても良いです。

ほとんど変わりません。

自分に合った水分摂取必要量を知る

調べてみると、日本では基準のようなものがないのです。厚生労働省は”プラス2杯”と促しているようです。これでは量がどのくらいかがわかりません。

また、ガブガブと水を飲みすぎると、汗を大量に流れます。

汗と同時に、ナトリウムも流れて行きます。

そうなると、低ナトリウム血症という怖い病気になる可能性もあります。

必要以上の水分摂取は控えたほうがよさそうですね。

では、どのくらいの水分が必要でしょうか?

一般的には、下の表のが使用されております。

私は77㎏なので3,300mlすなわち500mlのペットボトル6本以上飲まないといけないようです。

飲めるか心配・・・

ただし、成人であれば、食事から500ml~700ml摂取しています。

この分を引いた値が1日の摂取量となります。

私の場合は、水分として2,800ml弱を摂取する必要がありそうです。

しかし、私は筋トレをよくしますので、動きは水分摂取量に関係ないのか?

という疑問が出てきます。

調べると、運動する人のためにどのくらい水を飲めばよいのか、計算してくれるサイトが見つかりました。

英語サイトですが、何とか見ることができそうなので、紹介します。

https://goodcalculators.com/water-intake-calculator/

Unit system をMetricにして、体重、エクササイズ時間を入力、その後にCalculationをクリックするだけで、簡単に1日の水分摂取量が出ます。

私は体重77㎏で1時間くらいは筋トレすることが多いので、入力して・・・クリック!!すると・・・

4,060ml!!

食事以外に3,500ml程度飲む必要があります。

・・・無理かも・・・

ちなみに・・・

いろんなものの平均を出すときは、基本的に体重60㎏をベースにすることが多いです。60㎏であまり運動しない人は、2,610mlの水分摂取が必要です。そこから食事分を差し引くと、およそ2リットル(2,000ml)であり、一般的に言われている数字とあまり変わらないことが分かりました。

塩分をプラスする

熱中症予防には塩分も重要です。

スポーツによって汗を流した時には、0.1~0.2%の食塩と糖質を含んだ飲料が推奨されています。

これは、汗と一緒にナトリウムが流れてしまうから、塩分を補給しないと体内のナトリウム濃度が下がるからなんです。

水だけをがぶ飲みすると、汗の量も多くなりさらにナトリウム濃度が下がってしまう可能性が高いんですね。

ほとんどないとは思いますが、ナトリウム濃度が下がりすぎると低ナトリウム血症という状態になります。

結構怖い病気です。

予防のためにも塩分補給も忘れないようにしましょう。

市販のスポーツ飲料水にも500mlあたり、0.6gの塩分が含まれているので手軽に摂取できます。

また、1時間を超える運動を行う場合は、糖質の補給も薦められています。

糖質を補給することで、アスリートの認知能力等の改善が認められます。

認知機能が上がると、状況に応じた判断力が改善します。

飲んだ方が絶対に良さそうです。

ただし、運動していない時など、普段から飲み続けると体重が増えてしまいますのでご注意を。

とかく、糖質も市販のスポーツドリンクで補給できるので、手軽で助かりますね。

それでは、熱中症予防のため、パフォーマンスを落とさないために水分を摂取しましょう!!